富士山

深夜1時くらいにT野井のうちから御殿場に向けて出発。
3時過ぎに御殿場ICに着き、そのまま富士山に向かう県道に入る。

っつーかこの県道からなめちゃ行けない富士山。
いわゆる「青木ヶ原樹海」を突っ切るわけで。
コレがムッチャ怖いッスよ、いやマジで。
しかも車は今にも止まりそうなエンジン音のぽんこつカローラ
怖かったねー。

なんとか無事に御殿場口5号目に到着。
真っ暗だけど、チラホラ人もいるので安心。
っつーか星がムッチャきれい。
それだけのために来てるカップルとかもいるくらいだし。


準備も万全に整え、3時半くらいに5号目を出発。
真っ暗なので懐中電灯は欠かせませんな。

15分ほど歩くと一番ふもとの山小屋発見。
誰もいないみたいなので、適当にお金を置いて金剛杖をゲットする(ぉぃ)


コレからが地獄だった。
っつーか舐めてた。富士山舐めてた。

こんなに足場が砂だらけだとは思わなかったよ、
砂浜ダッシュよりももっとツライす。

こんなに延々と急坂だとは思いませんでしたよ、
ウンザリするくらい延々。


それでもヒーコラ言いながらも6号目付近まで行く。
いや、なんだかんだ言いながらも順調だ、このままのペースなら行けるだろう。


そう思った瞬間、きっと富士山は怒ったんだ、山神様が怒ったんだ。


ものゴッツイ雨。しかも雹。


障害になるものが全く無いこの荒地で、僕らは集中放火を浴びる。
 マジこのままだと死ぬ。
一気に駆け下り、5.5号目の今は使われていなそうな山小屋に避難。

そこで雨を凌いでから、とも思ったんだが、
雨は降ったり止んだりを短いサイクルで繰り返し、その度毎に強くなっていってるので中止決定。大決定。


チキンと呼ぶなら勝手に呼ぶがイイさ。
明らかに山馴れしてそうなオッサンが速攻下山している状況で、
まともに山登りなどした事の無い僕らが登れるはずが無い。

っつーわけで、ホンットに悔しがりながら雷雨の中を下山。
金剛杖を半ばパクった山小屋まで下り、小1時間ばかり休憩。

やや小降りになったところで登山口まで一気に駆け下り、駐車場に到着。
バス停の屋根の下で着替えて逃げるように富士山を後にする。


この後もヤバかった。
御殿場市内に入るまでの間のものすごい濃霧。
3m先が見えませんの状態で国道246号を横断。
本日2度目の死ぬかと思った。


服がグッチョングッチョンなので、デニーズで飯食った後にダイエーで服とサンダルを買う。
あーパンツが濡れてないって最高ですね。


箱根を突っ切る時にもまたもや濃霧の洗礼。
対面から来るライトを付けないで車を運転してる奴は死んでください今すぐに。
最高危ねぇ。


んで湯河原の日帰り温泉で、本日の辛酸な出来事を洗い流す。マジ温泉最高。