青い海、白い雲、アツい太陽、100円ショップ、オーガニック梅醤茶

6時半起床。
そんなに早く起きる必要も無かったのだが、あることをするためにある所へ電話。
洗顔・整髪・着替えなどを済ませて、相変わらずベランダで優雅にマッタリ。

…途中、鳩を追っ払いながら。


7時半過ぎ、部屋にボーイさんが来る。
そう、夢のルーム・サービスだ!
しかもシェラトンでだぜぇっ!?

早速、朝食をベランダに持って行き、
ダイヤモンド・ヘッドと海を眺めながら、優雅にテラス・モーニング。

…くぁぁ、感動!
っつーか、下のレストランで食うよりやっぱ旨いんだな、ルーム・サービスっつーのは。
人生最高の朝食を大満喫。

鳩を追っ払いながら。


9時前に部屋を出て、DFSギャラリアへ。
今日はランチ・クルーズ、船の上からワイキキを眺めて飯も食っちまおうっつー奴。

集合場所に着くと、嫁さん両親が先に着いてた。
9時過ぎになり添乗員が点呼を始める。…あ、阿呆3人がいないじゃん。

焦って電話したら、今やっとホテルと出たとか抜かしやがる。
あほー、早く来やがれ。

5分ほどして到着、さすがはダッシュした模様。
点呼も終わったところでバスに乗り込み、
ウォード・センターの先のアロハタワー・マーケット・プレイスに向かった。


マーケット・プレイスに到着し、商店並びを抜けて船着場に向かう。
途中、かの有名なセクシー・レストラン「フーターズ」を発見。
まだ開店前らしく、スタッフ全員早めの飯を食ってる様子。
乳爆弾なウェイトレスがマジタンクトップ&ローラースケートだった。
しかしその他の男性スタッフが、
どいつもこいつも歴戦の覇者みたいな、ラオウみたいな奴ばかり。
お触りしたら秘孔突かれんぞ。

埠頭には既に、本日の目玉、スター・オブ・ホノルル号が接岸済み。
早速乗り込み船内へ。途中で全員で記念写真を撮らされた。


嫁父さん発動。
ウェイターに無理を言って、7人席を確保。
しかも何かやりそうなステージ直前席。

さすが嫁父さん。

ウェイターがドリンクメニューを持ってきたところで、またも嫁父さん発動。
船で幾分酔いそうなのに、更に酒をプレゼントされた。


しばらく飲んでると出航。
気持ち良さそうなので嫁さんと甲板に出る。

うわ、気っ持ちええわぁー…。

気が付くと7人全員上がって来てた。
30~40分ハシャいで、中に戻る。


何か色々と体験教室が開いている。
嫁さんと嫁母さんは、レイの製作へ。
H方とT野井がウクレレ教室に参加。
その他はウクレレの辺りでボーっとする。


そのうち飯の時間になる、っつーかバイキング大行列。
酒も飲んでて腹減ってないから、他の皆を先に行かせて、嫁さんと後発部隊。
すると嫁父さんが、バイキング山盛りで帰ってきた。
っつーか何時の間に並んでたんですか?

しばらく嫁父さんの食いっぷりを眺めてたら先発隊が帰ってきたので、
2人で並びに行く。…まだすごい並んでるよ。

…なんかもう、囚人の給食みたいに、トレイにドンドコ乗せられるだけ。
なんだか作業っぽいよう…。

席に戻った頃には、嫁父さんはすっかり御満悦モード。やっとこ食事開始。
…あ、でも、今までのバイキングの中では一番旨いかも。


そのうちショータイムが始まる。
かまわずモサモサ食って、挙句におかわり。

帰ってきたら嫁母さんにショーに出ろとか言われる。
何事?
踊れ?
新婚だから?

んで強制チークタイム開始。
…一体どうしろと?
何?
笑い取りに行った方がイイの?

混乱し切りのまま10分近くゆらゆら帝国
2組じゃ注目も集まる。

嗚呼、ハズいぃぃぃ…。

チークショーが終わり、解放される。
席に戻りゲッソリ。

そのうちフラダンスショーが始まったが、前半半分は殆ど覚えてないです…。



フラダンスショーが終わる頃に、丁度良く船が港に戻ってきた。
出口近かったので早めに下船。


バスの発車時間まで30分くらいあったので、
そのままアロハタワー・マーケット・プレイスで買い物をする。

阿呆3人が、おもちゃ屋でフライング・カウなるモノに大注目。
天井からワイヤーで吊るした牛が、超高速で宙を回転する逸品。
牛に空を飛ばせる意味が全く判らないが、H方が購入。
知り合いの赤ちゃんへの土産らしいが、これであやせるのか?

その後、嫁さんと2人でプラプラ。
カウアイ島の赤土で染めたTシャツを購入したり、
お揃でアロハシャツ&ムームーを買ったり。

バス出発5分前くらいに集合場所に行ったら、もう全員バスに乗り込んでた。
俺らがビリっケツらしく、何故か悪人扱いを受ける…、殺すぞ。


DFSギャラリアに戻り、そのままワイキキビジネスプラザ内のブライダル店に行き、
一昨日の式の写真アルバムを受け取る。

部屋に荷物を置きに行って小休憩したら、
ワイキキトロリーでヴィクトリア・ウォード・センターに買物しに行く。


奥のほうにある、マルカイ99¢ショップっつー、
日本でいう100円ショップみたいな店で土産探し。
イイね、ABCストアで3$近いショットグラスが99¢っつーのはお買い得。
なかなかいっぱい買ってしまった。

その後もマルカイマーケットプレイスを覗いたりして堪能。
ウォードを後にして、ゆっくり歩いてアラモアナ・ショッピング・センターへ。
アラモアナでもヒロ・ハッティとか、懐かしのコンプリート・キッチンとか覗いてまわる。

すっかりはしゃぎ回って疲れたので、
ワイキキトロリーをじっくりじっくり待って、ワイキキ市街に戻る。
19時過ぎてたな。


嫁さんが親と食事に行ったので、俺も親と食事に行こうと思い、親のホテルを訪問。
今度は間違えなかった。

どこで食おうか相談してると、妹が
「いいかげんバカになりそうなアメリカ料理は飽きた。日本食が食べたい」
などと抜かす。

ガイドブックで色々見てたら、
キング・ストリートっつーところに「美膳」っつー日本食屋を発見。
妹の鶴の一声でココに決定。

キング・ストリートか、微妙に歩いて行けそうだな。
っつー事で運河を渡って、マッカレーの方から歩いて向かう事にした。


10分くらいで着くかな、と思っていたんだけどな……
…いつまでたってもキング・ストリートっつー表記が見えない。
…っつーかかなりの勢いで道が暗いんだけど。
危なくないか?
大丈夫か?
タクシー代ケチっただけで殺されたりしないよな?

ビクビクしながら頑張って歩いていくと、やっとこキング・ストリート発見。
そのまま東に進路を取ると、間もなく美膳発見。

かなり小さい店だな、裏手がヤバそうなクラブっぽい店…怖っ。
さっさと店に入る。んー、かなりこじんまりとしてるな。


入ると、店名表記が漢字にも関わらず全く日本語の通じないバイトっぽい(ハイスクールくらい?)女の子に席に通される。
早速、メニューに目を通す。素晴らしい、第一表記が日本語だ。
っつーか日本食ばかりですなぁ。豆腐に味噌にご飯に。

とりあえず4人とも、お得そうなセットを注文。
サイドメニューで豆腐ステーキとか注文。さて、一体旨いのやら。

酒でも飲みましょうか。再びメニューを頂く。

…?
ソフトドリンクしかねぇな。

「へーい、あるこーるめにゅーぷりーず。」
っつったら、
「ウチは酒なんかねぇよデクの棒、そんなに飲みたきゃ裏にある、吐き溜めバーにでも行ってこいやコラ」
 みたいな事を言われた。

むー。どうしよ。
なんか良く見るとソフトドリンクもあまりないぞ?
ウーロン茶くらいか、馴染のモノは。


大体、この「三年梅醤茶」って何だ?
日本でも聞いたことないぞ?
っていうかこのお茶、シングルとダブルがあるぞ!?
一体どういうことだ?

かなり興味をそそされたので注文してみる。

やっぱり、
「Single or Double?」
と聞かれた、マジか!?


妹が早稲田塾自慢の英単語道場で培った単語力で必死に、
「シングルとダブルは一体どう違うのか?」
と聞く。

返ってきた答えがやたら長ったらしかったが、量の差である事は伝わって来た。
何だ、濃さではなかったのね。
んじゃ4人居るからと、ダブルで1つ注文。


そのうち頼んでた単品メニュー到着。豆腐ステーキ等。

…味薄いよ、なんて旨いんだ。
日本食ってこんなにも旨かったのね。感動だわ。


喜んでると、噂の三年梅醤茶(ダブル)が来た。
急須にお椀一個かよ、おい!


…とりあえず味見。

さすが梅の字が入るだけあって、梅の香りがする。

一口。…何だコレ、不味。

梅と醤油と…生姜?
三年っつーのは寝かせたのか?

…もうどうでもイイや、だって不味いんですもの。
体に良さそうな気はするけど…。


体に良さそう?


…まさか。


メニューを開いて店名表記を見る。


…あ、判った。
ココは日本料理屋じゃない、自然食レストランだ。

そうだよなぁ。
後に出てきたご飯とか「五穀米」だし、
アルコール置いてねぇし、
豆腐とか豆とかヒジキとかばっかだし。


でもまぁ料理は旨いからイイか、別に。
オーガニック過ぎて量が少ない気がしたが、
多分俺の腹がアメリカ仕様になっているせいだろう。
かなり満足に食い終わる。


妹がデザート食うとか言うから、何かのシャーベットを1つ注文。
…出てきたとき、1つの小さなシャーベットにスプーンが4本刺さってた。
おいおい、懐かしの1杯のかけそば状態ですか?

なんか最後に凹まされたものの、中々の料理でした。
ココはまた来ても良いな。


会計時、バイトにタクシー呼んでくれないかと(妹が)頼む。
流石にこの時間に、もう歩いて帰りたくはないしなぁ。

暫く待ってると、奥から女性店主登場、日本人だ。なんかスゲェ落ち着く。
安心したオカンがここぞとばかりにトーキング・ブルース。


…タクシーが来ないなぁ、と玄関から外を覗く。
…何か目の前に、前歯の無いギャング小僧が立ってるんですけど?
しかもケータイかけながらノリノリだ。

どうしよう、こいつがタクシーの運転手だったらどうしよう。
いくら払えば許してくれるのか?


ギャング小僧はその後、その辺をウロウロした後、裏手の吐き溜めバーに入っていった。
やっぱあそこはヤバいんだ。


その後、女性店主が外を覗きに行った時にタクシーが到着した。
店主とバイトの子にお礼を言って、ワイキキ市街に戻った。

シェラトン・ワイキキの前でタクシーを降りて、ウチの家族と別れる。
そのまま嫁さんに電話して、迎えに行くことに。


シェラトン・プリンセス・カイウラニ付近で嫁さん家族発見。
嫁さんを回収して、やや買物をして、ホテルに戻る。

部屋のベランダで暫く、魂が抜けるようにボーっとしてたが、
急にビーチに出たくなったので、嫁さんを誘って外に出る。


ロイヤル・ハワイアン側の歩道の柵から、
シェラトンのプライベート・ビーチに飛び降りる。

ふと振り返ると、壁際にヒッピー。
一瞬、声が出そうになるほどビビったが、
声を出したら何かされそうな気がしたのでサッサとその場を離れる。


ハレクラニのビーチとの境辺りで座り込んで星を見る。
うわぁ、いいなぁここはホントに。
許されるなら一生住み着きたいよ、マジで。


暫くマッタリした後、星が見えるのに小雨が降ってきたので戻ることにした。
1時半くらい就寝。