そろそろおきなわ

朝一番の電車で羽田空港へ。
日曜の朝とはいえ夏休み。羽田行きの京急は割りと混み気味。
仕方がないのでバラバラの席に座り俺は軽く仮眠。

天空橋を越えた辺りでドア付近に立ち、
第2ターミナルについた瞬間ダッシュしてチェックインカウンターへ。
しかし走った甲斐もなく、席は鬼のようにバラバラ。
JALのカウンターの人の計らいで、何とか縦に2人並べるようにしてもらったけど。


よくよく考えると国内線て乗るの初めてだなー。
とか思いながらトイレから戻ると、もう搭乗開始。
空弁を買ってそそくさと搭乗。席は中央列右。隣は家族旅行っぽい女子。

まもなく機長全開やる気モード突入。そして離陸。
羽田から南方面に行く時は、離陸直後に大きく旋回するみたいで、
前と上からのGに加えて、横からのGも受けますな。ちょっとビックリ。

安定飛行に入りベルトのサインが消えたので食事。
時間も無くて種類も残り少なかった空弁から選んだのは「黒豆稲荷寿司<炭>」。
よくわかんなくて買ったけど、うまかったです。

空弁食ったり落語聞いてたりしてたらアナウンス。
「只今、当機は宮崎沖を通過中です」
え!? まだ30分くらいしか飛んでへんやん。もうそんなとこ?
そしたら那覇なんてもう着くんじゃねーの?

なんて地理が弱いことを露呈しつつ、
軽く満腹感に浸った俺は爆睡モード突入。
気がついたら着陸のためのベルトサインが点灯していた。



着陸するとすぐに降機できる辺り、ホノルルやグアムに似てるなー。
というか、到着ロビーの感じもそういった南の島テイストですな。

到着ロビーを出て2階に上がるとすぐ出口。
出た瞬間、湿気交じりの熱気。あまり東京方面の暑さの質と変わらないかも。
まぁこの湿気の原因も、台風が近づいていたかららしいんだけどね。



ちょっとガッカリしつつ、「ゆいレール」というモノレールに乗って、
とりあえずはホテルのある旭橋で降りる。

旭橋から歩いて3分くらいで「琉球サンロイヤルホテル」に到着。
まだチェックインの時間ではないが、荷物を預かって欲しかったので立ち寄った。
丁寧なフロントに荷物を預けて再出発。


旭橋から15分くらいで首里に到着。駅を出て100円バスで首里城手前へ。
お目当ての喫茶に行ったところ、「本日はお昼からにします」という張り紙。

残念がりながらも、その近くの「山城(やまぐすく)まんじゅう」でまんじゅうを購入。
歩きながら食べる。甘さ控えめうまいなコレ。


歩いて5分くらいで首里城の正門・守礼門に到着。

想像より立派でビックリ。シーサーも立派だ。


そのあとも1時間くらいかけて城の中を散策。

大阪でおなじみ「おせんみこちゃ」もあったりで興奮モノでしたよ。

そのあとは玉陵(たまうどぅん)とか観て、首里駅に戻る。
この辺りで、あっつくてヘバり気味に。


ゆいレールに乗って、牧志で下車。
国際通りに入って5分ほどで昼飯予定の店に到着。


どうしても本場のタコライスが食ってみたかったので、
適当にTACOS-YAって店に入る。

かなり狭い。小さいテーブル5つ、10席程度。
とりあえずタコライス1つとタコス2つ注文。

座って待っている間も客の出入りは激しい。
大体の人は持ち帰りで、注文するとサッサと外に出て行く。
「外で待ってて暑くねぇのかなぁ」とか思って外をのぞくと、
みんな路駐の車の中で涼んでおりました。要らぬ心配。

5分ほどでタコスとタコライスが出てくる。
タコスはやや喰いにくいけど、スゴイ旨い。
タコライスは恐るべしだった。こんなもの考えたヤツ天才。


おやつ代わりに「コニンシャ」っつーのが食べたかったので、
国際通りからアーケード街を越えて裏通りへ。


見つけた。POTE DE OUROって店。
入るとオバサンが出迎えてくれた。

「あのー、コニンシャって食べ物がこちらにあるって聞いて来たんですけど・・・」

オバサンの返事「!~&%#&%**」
何話してるのか全く判らない。

そりゃそうだ、このオバサン、ポルトガル語なんですもの。
最初、ドきつい沖縄弁かと思ってた。


裏から日本語が出来る人が出てきて、何とか注文。
席に座ってると、同じテーブルの奥側に座っていたおっさんに話しかけられた。
「観光か?」「今日来たのか?」みたいな。

その内、俺らに興味が無くなったのか、また奥に戻って、
もう1人のおっさんと泡盛をタンブラーでグビグビ呑み始めた。
スゲェ。

おっさんたちの声がでかくて良く聞こえたんだけど、
おっさん達もポルトガル語で話をしてた。
その内、さっき注文の対応をしてくれた日本語出来る人とかも
その輪に入って、やっぱりポルトガル語で話してた。
この店の人、客も含めて日系っぽい。
たまに出てくる日本語の内容からして、そんな感じ。

こっちに戻ってから調べて判ったんだけど、
日系や在日のブラジルの方々には何だか有名なお店らしい。
そりゃあラモスの写真とサインがアッチコッチにあるわけだ。

ちなみにコニンシャはまぁまぁでした。
っつーか店のインパクトが強すぎて、良く覚えてねぇ・・・

店の前でタクシーつかまえて那覇バスターミナルへ。
そこから糸満行きのバスに乗り、1時間ほどかけて糸満市内へ。
さらにそこでタクシー捕まえて、本島南部へ。


ひめゆりの塔に到着。
糸満で捕まえたタクシーのオッサンが良い人で、
「この後に平和記念公園行くんだったら、メーター止めて駐車場で待っててやる」
なんてサービスしてくれちゃって。

塔を見上げて、ああこんな感じかー、みたいな。
全然軽い気持ちで見上げてた。


30分くらいかけて資料館をちゃんとみた。
ペッコンペッコンに凹んだ。重い、重いよコレ。
本土で、首都圏で、戦争を感じることも無く、ヌクヌクと育った俺らには重過ぎます。

資料館を出て、もう一度、塔を見上げた。
知らなかったことを恥ずかしいと思った。
同情ではない、ある種のリスペクトが生まれた。


駐車場に戻ろうとすると、
さっきのタクシーのオッサンが俺らに気が付いて、
わざわざ俺らが居るところまで車を寄せてくれた。
乗ってみたら、本当にメーターを止めてくれてたみたい。
ありがたいありがたい。

平和祈念公園に到着。



沖縄決戦で亡くなった全ての人の名前が刻んであります。
それは日本人だけじゃなく、アメリカや他の国の人の名前もです。
だから外国人の方も多く参拝しておられました。

名前が刻まれている彼らがココにいるわけじゃないけど、
静かで波の音しか聞こえないこの丘のように、
安らかに眠っていただきたいと思います。


暑さと疲れでダレて来たため、
こっから一気に那覇に帰ろうと思う。
呼んだタクシーは、沖縄で一番安いと言う「つきしろ交通」。
トレードマークはパンダのパダオ。

今日会った沖縄県人の中で、おそらく一番ドきつい沖縄弁の運転手だった。
良く話してくれるし、裏道使ってくれるし、とても良い人なんだけど、
半分以上、何を話しているのか判りませんでした。


16時ごろホテルに到着。
チェックインすると、預けていた荷物は部屋に入れておいてくれたらしい。
ナイスサービス。
部屋は普通ながら、清潔な感じがしました。

少々、休憩。


17時過ぎ、ホテルを出て国際通りへ。
明日使う水着などの購入と、国際通りの下見をかねて。

国際通りは、半分以上が土産物屋ですな。
最終日に土産を買うときには、その辺の見極めが必要ですなー。

目的の物を買ったので、夕飯を食いにGO。


国際通りから外れて5分ほど歩いてビアドームに到着。
遠目からでも目立つビアジョッキの看板が目印。

この店の売りは「時間無制限の食べ放題・呑み放題」。
常時40種類以上の料理、
オリオンビールを中心にカクテル、泡盛と種類豊富のドリンク。
その全てが食べ放題・呑み放題だっつんだからすさまじい。

受付にて先払いして入場。
日曜の夜だからか、大きな団体が1組居たくらい。

席について、とりあえず飯を詮索。
ゴーヤチャンプルやラフテーなどの沖縄料理から
餃子、チャーハン、ステーキ、刺身などなど。
こんだけあるとさすがに目移りしますなー。

とりあえず沖縄っぽいモノを中心にテイク。
その後にビールを貰ってきて、沖縄旅行に乾杯!!

あとはもう、修羅の如き喰い付き。
喰って喰って飲んで飲んで喰って飲んで飲んで飲んで。

22時近くまで、ダラダラと喰って飲んでを繰り返す。
さすがに眠くなってきたので帰る。