Just Married

6時起床。
明らかに睡眠不足だが、今日の事を考えればそれも吹っ飛ぶちゅうねん。

ある程度髪整えて、オーシャンテラスのレストランで朝食。
…雨だなぁ、たまに日が差すことあるけど。


7時半くらいに部屋に戻り、色々と準備を開始。


8時過ぎに花屋がヘッドピースを届けに来た。
直後くらいにヘアーメイクさん到着。
早速、嫁さんメイキング。俺、2時間ばかし放っとかれる。


10時くらいにはすっかり準備完了。
いざ鎌倉。メイクさんと一緒に部屋を出る。


ホテル内では外人にも日本人にも、色々な方から祝福を頂く。
恥ずかしいやら嬉しいやら。

エントランスで、超長ぇリムジンに乗り込んでレッツ&ゴー。
いつの間にやらむっちゃ晴れてやがる。


10分ほど走り、アラモアナ、ウォード付近を抜けて、
ジョン・ドミニス・チャペル・バイ・ザ・シー(長ぇ)到着。

カーエントランスに入ると、既に家族・友人は到着済。
阿呆3人はヤクザになってる。


車が止まると、先にブライダル会社の人がドアを開け、色々と説明し始めた。
っつーか、もうドアを降りるところから写真を撮るらしい。
聞いてねぇぞ、オイ。

さっきまでそれほど緊張してなかったのだが、
「もう撮るから」
の言葉を境に、一気に体が固くなる。

ドアを開け、先に俺が下りる。
回り込んで、嫁さんをエスコートするところで1枚。
顔がニヤケる…。

その後、手を繋ぎながら教会の入り口まで歩くところを激写されまくり。
顔のニヤケが治らない…。


列席者と言葉を交わす暇も無く、牧師控え室へ連行される。
やたら男前の牧師とガッチリアツく握手。

しかしその後は上の空。
式の内容説明も頭に入らない…。

ヤバイ、焦って来た…。
ネットリ系の汗が止まらない。
何なんだ、俺こんなに大一番弱かったか?
顔のニヤケはもはや引き攣り、左足まで震えだす。


冷静さを取り戻せないまま、11時開式を迎える。
混乱状態のまま、ドアの前に立つ。
人生最高潮の緊張状態。


前を見る。

うおっ!? みんなこっち見てくれてねぇ~!?
何でだ? っつーか海超綺麗なんですけど。
錯乱状態で色々と頭の中に言葉が浮かぶ。


カクカクしながら、大回りして牧師の左側に立つ。

ここでしばらく、嫁さんと嫁父さんが現れるまで待つ。
…長ぇよぅ、左足の震えが止まらねぇよぅ。

っつーかさっきまで俺のこと見なかったのに、
なんで俺が前に来た瞬間からじっくり見やがるお前等!?


頭の中で1人祭りを催していると、嫁さん&嫁父さん出現。
やっと来た…、と思うと、こっからが長い。

1曲半そこで粘られる。
結婚行進曲が流れ始めて、やっと2人が歩き始めるまで、
左足を2度ほど攣りかけたのは内緒だっつの。


嫁さんが横に来て、嫁父さんと向かい合う。
寸前までニヤケっぱなしだったが、ここにきてさすがにそれも治まる。
嫁父さんから祝福の言葉を受け、戻席後、正面を向き牧師と向かい合う。


さてこっからだ。誓いの言葉。
牧師の言葉の途中で「I do.」と言えばいいんだ、確か……。


…どこだ、どのタイミングだ。
英語で全然わからねぇ…、ヤバイ。


瞬間、嫁さん、
「…アイ、ドゥ」


…ヤベッ、ここかっ!? 俺、かなりズレて、
「ど、どぅ」


しかも「アイ」言ってねぇよ… i||iorzi||i

 


指輪の交換。
牧師のタイミングで、嫁さんの手に指輪をはめる。

次、俺。
嫁さんが俺の手に指輪をはめる…。

…キツイ、うまく入らない。
緊張でむくんだか。

嫁さん強引にねじこむ。
痛い。


その後、お祈りを捧げる。
アベマリアが流れて感動。

嫁さんが泣き始めてしまった。

うろたえる俺、拭くもの持ってねぇよ。
冷静な牧師、スッとティッシュを差し出す。
流石ジェントル麺の国、日本人男性の完敗。

男として負け犬な感じのまま、誓いのキスをして退場。


あーーーーーーーーーーっっっ!!!!
終わったぁーーーーーーーーーっっっっ!!!!!!

一通り式として終了した後、結婚証明書にサイン、そして写真撮影会になった。
祭壇で、テラスで、ガシガシ撮りまくられる。
緊張状態から一気に解放された、間抜けに弛緩しまくりの顔を晒しまくる。

一通り撮った後、教会の外に出る。


フラワーシャワーだ!
スゲェスゲェ!!


…っつーか誰か固まりで投げたろ!?
ゴツンっていったぞ?


しこりを残したまま、海側の公園に向かい、そこでも写真撮影。
阿呆3人が葉巻を用意していてビビる。

…っつーか暑ぃ、雨上がりの晴天なモンだからムす+この厚着。
死ねます。かなり確実に。汗をかきかき写されまくり。


12時過ぎ、やっとこ終了。
フラフラになりながら、教会隣接のレストランに向かう。


一息ついて、レセプションパーティーっつーか食事会勃発。

ケーキ入刀、シャンパン乾杯、出てくる料理の多いこと多いこと…。
なんとか最後まで食ったけど、これはキツイ。
ここでもアメリカンサイズじゃなくたっていいじゃんかよぅ…

ゲフゲフしながらレセプション終了。超長リムジンにてホテルに戻る。


リムジンを降りるとまたもやあちこちから祝福が。
相変わらず照れくさいやらなんやら。


部屋に戻り、とにかく服を脱いで一息。
ベランダにてウットリ。小一時間ばかし休憩する。


ホテルのフロントに衣装を返して、そのまま街をぶらつく。

フードパントリーに行こうと思い、クヒオ通りを目指す。
途中、ワイキキトロリーが走っているのを見て、ルートを確認。
たまたま来たイエローラインがフードパントリーの近くまでいくらしい。
とりあえず乗る。

トロリーは、まっすぐクヒオ通りを越え、一気に運河へ。
そのままアラモアナ方面に行っているようにも見える…。

はて、これイエローラインだよなぁ?
怖くなったのでヒルトンビレッジの近くで降りる。

トロリーの横っ腹を見ると、確かにイエローラインと書いてある。
が、その上に一言「Express」と書いてあったけどねぇ…、へへへへ。

相変わらず英語を見ない性格を凹みながら時間を見る、まだ5時前か。
とりあえずワイキキ市街に戻るか。
時間もあるので、ヒルトンビレッジのプライベートビーチに侵入して、
そのまま浜なりにシェラトンの前まで戻る。


仕切りなおしで夕飯を食べに外に出る。
っつーか土曜の夜、どこもかしこもみんな混んでやがる…参ったな。
アラモアナ通りとクヒオ通りと、何度も往復した結果、
何故かDFSギャラリアの上のイートインみたいな所で食事。

まずくもなく、うまくもなく。
なんか蕗みたいなのが入ったカレーを平らげる。
嫁さんも大味のサンドイッチを完食。


んでやっとこさお目当てのフードパントリーへ。
ここは好きなんだよな、アメリカのスーパーバカマーケットのイメージとピッタリくるんだよなぁ。

眺めながら歩く。
多少の土産と、明日の朝(すげぇ早いから)飯を購入。
スパムむすびは嫌いなんで、やたらデッカイサンドイッチとおにぎり2個。

これが後でヒドイ事に…。


その後、嫁さんの両親のホテルに出向く。
内装がカッチョイイ、シェラトン・プリンセス・カイウラニ
今日のことを少し話して、果物もらってホテルに戻る。


明日は早ぇぞー…。